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BLACK CAT漫画全20巻|完結・アニメ違い

この記事で分かる3つのこと
・BLACK CAT漫画全20巻の完結・読む順番が分かる
・通常版・文庫版・電子版の違いを比較できる
・アニメ版との違いと漫画で読む価値を整理できる

BLACK CATの漫画は全何巻?完結・読む順番をまず結論

『BLACK CAT』の漫画は、ジャンプ・コミックス全20巻で完結している。
文庫版は全12巻、電子版も配信されており、今から読むなら巻数の区切りが分かりやすい通常版全20巻か、スマホで読みやすい電子版を基準にすると迷いにくい。

知りたいこと 結論
漫画は全何巻? ジャンプ・コミックス全20巻で完結
最終巻は? 第20巻。トレインとクリードの決着、掃除屋としての再出発まで描かれる
どの順番で読む? 初読は1巻から順番に読むのが最も自然。過去編だけ先読みすると感情の積み上げが弱くなる
アニメの続きは漫画の何巻から? アニメは構成・結末が原作と大きく異なるため、続き読みではなく漫画1巻からの再読が向く
今から読むならどの版? 紙で集めるなら通常版または文庫版、省スペース重視なら電子版。全巻セットは状態と価格を比較したい

矢吹健太朗『BLACK CAT』は、『週刊少年ジャンプ』で2000年から2004年まで連載されたバトルアクション漫画である。元クロノスの抹殺者トレイン=ハートネットが、掃除屋として自由に生きる道を選び、かつての相棒クリード=ディスケンスとの因縁に向き合っていく。

同じジャンプ完結作品でも、カードゲーム文化を広げた遊戯王や、心理戦を極限まで研ぎ澄ませたDEATH NOTEとは違い、本作の魅力は「軽快な賞金稼ぎ活劇」と「暗殺者の過去をめぐる因縁劇」が同居している点にある。全20巻で完結しているため、2000年代ジャンプの空気を短めに味わいたい読者にも手に取りやすい。

作品基礎データ

作品名:BLACK CAT
作者:矢吹健太朗
連載誌:週刊少年ジャンプ(2000年32号〜2004年29号)
単行本:集英社・ジャンプコミックス全20巻/集英社文庫版全12巻
累計発行部数:日本国内で累計1200万部以上
アニメ化/映像化:TVアニメ全24話(2005〜2006年・GONZO制作)/ドラマCD・小説・ゲーム展開あり

版違い比較|通常版・文庫版・電子版はどれがよい?

『BLACK CAT』は、通常コミックス全20巻、文庫版全12巻、電子版で読める。
初めて読むなら、各巻レビューや編ごとの流れと合わせやすい通常版全20巻が分かりやすい。
紙の入手性を重視する場合は中古セット、保管スペースを減らしたい場合は電子版が向いている。

巻数 向いている読者
通常コミックス 全20巻 当時のジャンプ・コミックスの巻構成で読みたい人向け。各巻の区切りが本記事と一致する。
文庫版 全12巻 省スペースで紙を揃えたい人向け。1冊あたりの収録話数が多く、一気読みしやすい。
電子版 全20巻相当 スマホやタブレットで読みたい人向け。セールやポイント還元時に揃えやすい。
全巻セット 全20巻 紙でまとめ買いしたい人向け。中古の場合は日焼け・帯・カバー状態を確認したい。
公式アプリ・試し読み 各ストア 購入前に絵柄や雰囲気を確かめたい人向け。公式ストアの試し読みを確認するとよい。

漫画とアニメの違い|アニメを見た人も漫画を読む価値はある?

TVアニメ版『BLACK CAT』は、原作の設定を使いながらも構成や結末が大きく異なる。
アニメから入った人が「続きは何巻から」と探すより、漫画1巻から読み直した方が、トレイン・スヴェン・イヴの関係、サヤとクリードの因縁、星の使徒との戦いを自然に追える。

項目 整理
漫画版 全20巻。トレインが掃除屋として活動する現在から始まり、過去と因縁が段階的に明かされる。
アニメ版 全24話。時系列や終盤展開が再構成され、原作とは違うアニメ独自の着地を持つ。
アニメの続き 明確に「何巻から続き」とは言いにくい。漫画は1巻から読むのが安全。
漫画で読む価値 サヤの存在、クリードの歪んだ執着、イヴの成長が原作のテンポで読める。

アニメ版も確認したい場合は、DVD-BOXや配信サービスを確認する形になる。画像付きカードで確認できる商品は以下である。

BLACK CAT DVD-BOX(アンコールプレス版)

BLACK CAT DVD-BOX(アンコールプレス版)

  • 監督:板垣伸/出演:近藤隆、藤原啓治、福圓美里 ほか
Amazon

配信で見たい場合は、dアニメストアやU-NEXTなどの配信状況を確認したい。
配信作品は入れ替わるため、視聴前に現在の配信有無を確認するのが確実である。

BLACK CATはどこが面白い?読む前に知りたい魅力

元暗殺者が「自由に生きる」物語である

本作の主人公トレインは、最初から正義のヒーローとして描かれるわけではない。
クロノスに属していた時代は、要人を暗殺する抹殺者として恐れられていた。
その過去を背負った男が、サヤとの出会いを経て、誰かに命令されて撃つのではなく、自分の意思で引き金を引く掃除屋へ変わっていく。

スヴェンとイヴがいるから、物語が重くなりすぎない

トレインの過去だけを追うと、物語は復讐劇に寄りやすい。
しかし本作には、面倒見のよいスヴェンと、兵器として作られながら人間らしさを得ていくイヴがいる。
三人の旅路があることで、シリアスな因縁劇の中にも軽快なロードムービー感が生まれている。

クリードは「倒すべき敵」以上に、トレインの影である

クリードはトレインに執着し、サヤを奪い、星の使徒を率いて革命を起こそうとする。
彼は単なる悪役ではなく、自由になったトレインを認められない過去の亡霊でもある。
だからこそ最終決戦は、復讐の決着ではなく、トレインがどんな生き方を選ぶのかを示す場面になる。

初心者向け読破ルート|忙しい人はどこまで読めばよい?

目的 読む範囲 理由
まず雰囲気を知りたい 1〜4巻 トレイン、スヴェン、イヴ、リンスレットの基本関係と、サヤ・クリードの因縁が分かる。
作品の本格化を味わいたい 1〜8巻 クロノス、星の使徒、ケルベロスが絡み、組織戦としての面白さが見えてくる。
中盤の山場まで読みたい 1〜13巻 掃除屋同盟、キョウコ、ティアーユ、イヴの出生など、重要要素をかなり拾える。
完結まで一気読み 1〜20巻 トレインとクリードの決着、イヴの成長、掃除屋としての明日まで見届けられる。

キャラ別に読むべき巻|トレイン・スヴェン・イヴ・クリード

キャラ 読むべき巻 見どころ
トレイン=ハートネット 1〜2巻、13巻、20巻 黒猫と呼ばれた過去、サヤとの出会い、クリードとの決着を追いたい人向け。
スヴェン=ボルフィード 3巻、9〜12巻、16巻 予見能力、仲間を守る大人としての覚悟、イヴとの関係を読みたい人向け。
イヴ 1〜4巻、10〜12巻、15〜17巻 兵器として作られた少女が、自分の意思で仲間を守るまでの成長を追える。
クリード=ディスケンス 2巻、5巻、9巻、19〜20巻 トレインへの執着、星の使徒の思想、最終決戦の歪みを確認できる。
リンスレット=ウォーカー 1巻、4巻、8巻、14巻 盗賊・情報屋として物語を動かす役割が分かる。

全20巻レビュー|編ごとにあらすじと感想を整理

第1部:掃除屋チーム結成とサヤの記憶編(1〜4巻)

序盤は、黒猫と呼ばれた元抹殺者トレインが、掃除屋として生きる現在を見せながら、サヤとクリードの過去へ読者を導くパートである。スヴェン、イヴ、リンスレットとの関係が固まり、作品全体の軽快な旅の空気もここで作られる。

第1巻(発売日:2001年1月6日)

【あらすじ】
元クロノスの抹殺者トレイン=ハートネットが、掃除屋スヴェンと行動する導入巻。リンスレットの依頼からイヴ救出へ向かい、黒猫と呼ばれた男が自由を選んだ後の姿が描かれる。

【感想】
暗殺者だった過去を背負いながらも、軽口を叩いて賞金首を追うトレインの空気がよい。ハーディスを構える姿はシンプルに格好よく、スヴェンとの凸凹感もすでに完成している。

 

第2巻(発売日:2001年3月2日)

【あらすじ】
ミナツキ=サヤとの過去、クリードとの因縁、トレインがクロノスを離れた理由が本格的に見えてくる。イヴを仲間として守る現在と、サヤを失った過去が重なり始める巻である。

【感想】
サヤの存在が入ることで、トレインの軽さに痛みが加わる。クリードの狂気も一気に輪郭を持ち、ただの追手ではなく「トレインを歪んだ形で愛している敵」として強烈に残る。

 

第3巻(発売日:2001年5月1日)

【あらすじ】
星の使徒の動きが広がり、ギャンザとの戦いを通じてスヴェンの右目の力や、敵側の異能力の不気味さが強調される。クロノスと使徒、掃除屋側の三者構図が見え始める。

【感想】
スヴェンの予見能力が単なる便利能力ではなく、仲間を守るための切り札として描かれるのが熱い。トレインだけでなく、チーム全体で戦う漫画だと分かる巻だ。

 

第4巻(発売日:2001年8月3日)

【あらすじ】
リンスレットの依頼やパーティー潜入、ルガート=ウォンとの戦いを通じて、掃除屋としてのトレイン一行の仕事ぶりが描かれる。イヴが仲間として少しずつ居場所を得る巻でもある。

【感想】
華やかな潜入劇と荒っぽいバトルの切り替えが気持ちいい。イヴの無表情の奥にある好奇心が見え始め、彼女が兵器ではなく少女として歩き出す空気が出てくる。

 

第2部:クロノスと星の使徒激突編(5〜8巻)

中盤前半は、トレイン個人の因縁が、秘密結社クロノスと星の使徒の衝突へ広がる。ケルベロス投入やジェノスの登場により、作品は賞金稼ぎ活劇から組織戦へスケールアップする。

第5巻(発売日:2001年10月4日)

【あらすじ】
星の使徒が大きく動き、クロノスも本格的に介入する。クリードの掲げる革命思想、セフィリアたちナンバーズの圧力、そしてトレインたち掃除屋の立場が交錯する。

【感想】
ここから物語のスケールが一段上がる。トレイン個人の因縁だったはずの戦いが、秘密結社と革命組織の衝突へ広がる瞬間で、少年漫画としての加速感が強い。

 

第6巻(発売日:2001年12月29日)

【あらすじ】
クリードを追う中で、ダーラムとの決闘や人質事件が描かれる。トレインの怒り、スヴェンの苦悩、イヴの成長が重なり、星の使徒との戦いがより危険な段階へ入る。

【感想】
ダーラム戦は銃使い同士の意地がぶつかる名勝負だ。トレインがただ強いだけではなく、誰を撃つのか、何のために撃つのかを選ぶキャラだと分かる。

 

第7巻(発売日:2002年3月9日)

【あらすじ】
ジェノス登場、シャンパイスタウンでの事件、サヤを知る男との接触など、トレインの過去がさらに掘り下げられる。クリードとの因縁は復讐では片づかないものになっていく。

【感想】
サヤの影が濃くなるほど、トレインの現在の自由さが切なく見える。軽い口調で進むのに、ふとした表情で過去が刺さるバランスがBLACK CATらしい。

 

第8巻(発売日:2002年6月9日)

【あらすじ】
リンスレットを巡る任務から、クロノスの奇襲用暗殺チーム「ケルベロス」が動き出す。星の使徒への総攻撃が始まり、組織戦の色が強まる巻である。

【感想】
ケルベロス投入で、敵味方の強さの基準が一気に上がる。トレインたちだけでなく、クロノス側にも美学と覚悟があるため、単純な善悪で読ませない。

 

第3部:掃除屋同盟とイヴの秘密編(9〜13巻)

掃除屋同盟、ティアーユ、キョウコ、ナノマシンの秘密が絡み、イヴの存在が物語の中心に近づくパートである。トレインの因縁だけでなく、仲間それぞれの選択が重くなっていく。

第9巻(発売日:2002年8月7日)

【あらすじ】
ナノテクの脅威、古城での激戦、クリードのイマジンブレード強化など、星の使徒の危険性がより明確になる。リバーたち掃除屋同盟への流れも固まっていく。

【感想】
古城戦の閉塞感と、クリードの刃の異様さが印象的。スヴェンやリバーのようなサブキャラにも見せ場があり、集団戦の楽しさが出てくる。

 

第10巻(発売日:2002年10月9日)

【あらすじ】
星の使徒のキョウコ、ドクター=ティアーユの存在、イヴの出自に関わる要素が動き出す。トレインが子どもの姿になる展開もあり、シリアスの中にコミカルさが差し込まれる。

【感想】
小さくなったトレインの絵面は楽しいが、裏ではイヴのルーツが重く響く。矢吹健太朗らしい柔らかい絵柄で、人体改造や兵器化の痛みを描くバランスが独特だ。

 

第11巻(発売日:2002年12月9日)

【あらすじ】
シャルデン、キョウコ、スヴェンの修行、掃除屋同盟の戦いなどが重なり、星の使徒との決戦準備が進む。キョウコの変化もこのあたりから重要になる。

【感想】
キョウコがただの危ない敵で終わらないところが良い。トレインの言葉が、相手を倒すだけでなく生き方を変える力として描かれる。

 

第12巻(発売日:2003年3月9日)

【あらすじ】
セフィリアの呼び出し、ティアーユ宅襲撃、新たな武器とレールガンの伏線が描かれる。イヴの出生とナノマシンの秘密が、戦いの中心に近づいていく。

【感想】
ティアーユが出ることで、イヴの物語が一気に深くなる。兵器として作られた少女が、自分で選んで仲間と歩くという本作の優しさがよく分かる。

 

第13巻(発売日:2003年5月6日)

【あらすじ】
掃除屋としての信念、サヤへの想い、クリードとの対比が強まる。トレインは復讐者ではなく、あくまで掃除屋として相手を止める道を選ぼうとする。

【感想】
この巻のトレインは本当に格好いい。怒りで動くのではなく、自分のルールで銃を抜く。黒猫が不吉の象徴から自由の象徴へ変わっていくのが見える。

 

第4部:クリードの島へ向かう決戦準備編(14〜16巻)

クリードの本拠へ向かうため、掃除屋同盟が動き出す。海上戦、重力能力、道の真実など、バトルの種類も広がり、最終決戦へ向けた助走が一気に強まる。

第14巻(発売日:2003年8月9日)

【あらすじ】
掃除屋同盟が本格的に結成され、海上からクリードの本拠へ向かう流れに入る。情報戦、潜入、敵戦力の確認が進み、最終決戦への助走が始まる。

【感想】
ここから「チームで敵地へ乗り込む」冒険感が強くなる。トレイン、スヴェン、イヴにリンスレットやリバーたちが加わり、旅の空気がにぎやかになる。

 

第15巻(発売日:2003年10月8日)

【あらすじ】
島での戦いが始まり、重力を操る敵やレオンとの戦闘を通じて、イヴの力も大きく試される。トレイン一行はクリードの本拠に向けて前進する。

【感想】
イヴの戦闘描写がとても映える巻だ。変身能力の絵的な面白さと、少女が自分の意志で仲間を守る成長が噛み合っている。

 

第16巻(発売日:2003年12月9日)

【あらすじ】
シキとの戦いを中心に、道(タオ)の真実と星の使徒の思想が掘り下げられる。トレインとスヴェンはそれぞれの覚悟で強敵に挑む。

【感想】
シキ戦は異能バトルとして読み応えがある。能力の理屈を説明しながらもテンポが落ちず、トレインの機転とスヴェンの粘りがよく出ている。

 

第5部:クリード最終決戦編(17〜20巻)

終盤は、トレインとクリードの決着に向けた最終局面である。ナノマシン、道、イマジンブレード、ハーディス、そしてサヤの記憶が重なり、トレインが復讐ではなく掃除屋として相手を止める意味が描かれる。

第17巻(発売日:2004年4月9日)

【あらすじ】
クリードの館へ到達し、最終決戦の扉が開く。仲間たちがそれぞれの相手とぶつかり、操られた者たちやナノマシンの脅威が立ちはだかる。

【感想】
いよいよ終盤に入った緊張感がある。トレインだけでなく、スヴェンとイヴもそれぞれの役割を背負って戦うため、チームの到達点として読める。

 

第18巻(発売日:2004年5月9日)

【あらすじ】
ナノマシンと道の力が絡み合う中、ドクターやシャオリーの技、セフィリアとクリードの対峙など、決戦の布陣がさらに複雑化する。

【感想】
敵の能力がかなり濃く、少年漫画らしい「攻略戦」の面白さが強い巻だ。部屋ごとに違う恐怖が待つ構成は、終盤のダンジョン攻略のような楽しさがある。

 

第19巻(発売日:2004年8月9日)

【あらすじ】
クリードの肉体と精神が極限まで変質し、トレインとの決着が迫る。キメラやブレス・オブ・ゴッドなど、星の使徒側の異常さも頂点に達する。

【感想】
クリードの歪みがここまで来たか、という迫力がある。サヤへの想いを独占しようとする執着と、トレインの自由な生き方が真っ向からぶつかる。

 

第20巻(発売日:2004年10月4日)

【あらすじ】
トレインとクリードの最終決戦が描かれる完結巻。バースト・レールガン、イマジンブレード、サヤの記憶、仲間たちの帰る場所が重なり、物語は気ままな明日へ向かう。

【感想】
最終巻の余韻がとてもBLACK CATらしい。大きな戦いの後に、トレインが英雄ではなく掃除屋としてまた歩き出す。自由に生きる黒猫の背中を見送るような終わり方だ。

 

BLACK CATと矢吹健太朗作品のつながり

『BLACK CAT』は、矢吹健太朗作品の中でもアクション作画の基礎が強く出ている作品である。
銃撃、ワイヤー、変身能力、異能バトル、軽快なキャラの掛け合いは、後の『To LOVEる』や『あやかしトライアングル』とは違う方向の魅力を持つ。
また、イヴとティアーユの関係、キャラクター造形の一部は後年の作品を知っている読者ほど反応しやすい。
『BLACK CAT』を読むと、矢吹健太朗が「かわいいキャラを描く作家」である前に、アクションの見せ方と画面の抜け感に優れたジャンプ作家だったことが分かる。

 

2000年代ジャンプの中でBLACK CATはどんな位置づけだったか

連載開始の2000年は、『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『NARUTO』が勢いを増し、ジャンプの新世代看板が固まり始めた時期である。
その中で『BLACK CAT』は、暗殺者・賞金稼ぎ・秘密結社・ナノテク兵器といった要素を、読みやすい絵柄とテンポでまとめたアクション枠として存在感を放った。

90年代ジャンプの濃いバトル漫画と、00年代のスタイリッシュな能力バトルの中間にある作品として読むと、本作の立ち位置は分かりやすい。
全20巻という長すぎない巻数も、今から2000年代ジャンプを振り返る入口としてちょうどよい。

 

関連作品・次に読むなら

遊戯王

同じ週刊少年ジャンプの完結作品として、90年代後半から2000年代前半の少年文化を大きく変えた作品である。カードゲームを軸にした熱狂を振り返りたいなら、BLACK CATとは違う角度で当時のジャンプを味わえる。

DEATH NOTE

2000年代ジャンプの中でも、バトルではなく心理戦で読ませた代表作である。BLACK CATの軽快なアクションを読んだ後に読むと、同じジャンプ内で作品の方向性がどれほど広かったかが分かる。

ヒカルの碁

同時代のジャンプで、バトル以外の題材を大ヒットさせた作品である。BLACK CATのような銃撃アクションとは対照的だが、2000年代初頭のジャンプの多様さを確認するには相性がよい。

 

FAQ|BLACK CAT漫画を読む前の疑問

Q1. BLACK CATの漫画は全何巻で完結している?
A. ジャンプ・コミックス全20巻で完結している。文庫版は全12巻、電子版も配信されている。
Q2. アニメを見た後、漫画は何巻から読めばよい?
A. アニメは構成や結末が原作と大きく異なるため、途中からではなく漫画1巻から読むのがおすすめである。
Q3. BLACK CATは文庫版と通常版どちらがよい?
A. 本記事の巻数と合わせて読みたいなら通常版全20巻、省スペースで紙を持ちたいなら文庫版全12巻が向いている。
Q4. 最終回は打ち切りなの?
A. 全20巻で主要な因縁には決着がつく。ただし作者コメントなどから「第一部完」のような余韻も語られており、続きへの想像が残る終わり方でもある。
Q5. 今から読んでも面白い?
A. 2000年代ジャンプらしいテンポのよいバトル、軽い掛け合い、元暗殺者の因縁劇を楽しみたい人には読みやすい。全20巻なので一気読みもしやすい。

まとめ|BLACK CATは自由に生きる黒猫の完結済みアクション漫画

『BLACK CAT』は、元抹殺者トレイン=ハートネットが、過去の組織や因縁に縛られず、掃除屋として自由に生きる道を選ぶ物語である。サヤの死、クリードの執着、イヴの出生、クロノスと星の使徒の戦いは重いが、スヴェンやリンスレットとの掛け合いがあるため、全体の読後感は不思議と軽やかだ。

全20巻という巻数は、長編バトル漫画としては追いやすい。アニメ版から入った人も、矢吹健太朗作品を後年作から知った人も、まずは漫画1巻から読むと、黒猫がなぜ自由を選んだのかをまっすぐ追える。

バンカー荒木 バンカー荒木
黒猫って呼ばれた暗殺者が、自分の足で気ままに歩く掃除屋になる。この変化が最高なんだよな!
ロジック中田 ロジック中田
全20巻で完結しているため、2000年代ジャンプのアクション漫画を短期間で振り返る入口としても優秀です。
ポップ結衣 ポップ結衣
イヴが少しずつ仲間になっていくところが好き。兵器じゃなくて、ちゃんと一人の女の子として見守りたくなるんだよね。