ゲーム
「もんげー!」という驚きの声と共に、日本中の子供たちが腕時計に夢中になった時代があった。2013年、レベルファイブが仕掛けたクロスメディアプロジェクト『妖怪ウォッチ』は、瞬く間に社会現象となり、ゲーム、アニメ、玩具、そして「妖怪体操」と、日本…
「デジモンは、生きている」。その実感を、当時の少年たちに強烈に植え付けた作品がある。1999年、携帯育成ゲームとして社会現象となっていた『デジタルモンスター』の世界を、PlayStationの3D空間で再現したのが『デジモンワールド』シリーズである。 食事…
「RPGといえば世界を救うもの」。そんな常識が当たり前だった1990年、一人の少年がリュックを背負い、釣竿一本で旅に出た。パック・イン・ビデオ(現・マーベラス)が発売した『川のぬし釣り』は、釣りシミュレーションのリアリティと、RPGの成長要素を融合…
「100年後の未来」。その設定に、当時の少年たちは胸を躍らせた。1993年、ファミリーコンピュータで国民的人気を博していた『ロックマン』シリーズの遺伝子を受け継ぎつつ、スーパーファミコンの機能をフル活用して生まれたのが『ロックマンX』である。 壁を…
「マナの樹」を巡る、美しくも切ない物語。『ファイナルファンタジー』の外伝として産声を上げたそのゲームは、やがて独自のシステムと世界観を確立し、アクションRPGの金字塔となった。 『聖剣伝説』シリーズの最大の特徴は、アクション性の高い「モーショ…
「時は後漢末期。黄巾の乱を皮切りに、群雄割拠の時代が幕を開ける……」男たちの野望と知略が交錯する『三国志演義』の世界。その物語を自らの手で描き直すことができるゲーム、それがコーエーテクモゲームス(旧・光栄)の『三國志』シリーズだ。 1985年にPC…
「かゆい うま」。1996年、PlayStationで産声を上げた『バイオハザード』は、「サバイバルホラー」というジャンルを確立し、ゲーム史にその名を刻んだ。閉鎖された洋館、限られた弾薬、そして扉を開ける瞬間の緊張感。それは、敵を倒す爽快感よりも「生き残…
「トルネコ」が築いた礎の上に、より鋭利で、より奥深い「迷宮」が築かれた。1995年、チュンソフトは『ドラゴンクエスト』という巨大な看板を外し、完全オリジナルの世界観で勝負に出た。それが『不思議のダンジョン2 風来のシレン』である。 三度笠に縞合羽…
「犯罪都市メトロシティ」。暴力が支配するこの街で、一人の市長が立ち上がった。1989年、ゲームセンターに衝撃が走った。巨大なキャラクターが画面狭しと暴れまわり、ドラム缶を破壊し、鉄パイプで悪党をなぎ倒す。カプコンが放った『ファイナルファイト』…
「波動拳!」「昇龍拳!」ゲームセンターから響き渡る電子音声と、ボタンを叩く激しい音。1990年代初頭、日本中の、いや世界中のゲームセンターで共通して見られた光景である。 カプコンが開発した『ストリートファイター』シリーズは、1対1でキャラクターが…
「戦わないRPGがあってもいいじゃないか」。そんな発想から生まれたゲームが、世界中のゲーマーに癒やしを与え続けている。 1996年、スーパーファミコンで発売された『牧場物語』。畑を耕し、種をまき、動物を世話して、町の人々と交流する。魔王を倒すわけ…
「1000回遊べるRPG」。そのキャッチコピーに偽りはなかった。1993年、国民的RPG『ドラゴンクエストIV』の人気キャラクター、武器商人トルネコを主役に据えた一本のソフトがスーパーファミコンで発売された。それが『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』で…
「クラッシュ・バンディクー!」。軽快なリズムに乗せてタイトルがコールされ、オレンジ色の動物が画面の奥へと走り出す。1996年、PlayStationに彗星のごとく現れたこのゲームは、当時のゲーマーたちに衝撃を与えた。マリオが『スーパーマリオ64』で「箱庭探…
「社長! 目的地はハワイです!」サイコロを振り、日本全国、時には世界や宇宙を駆け巡る。1988年、RPG『桃太郎伝説』の派生作品として生まれた『桃太郎電鉄』は、日本のボードゲームの歴史を塗り替えた。 鉄道会社の社長となり、日本各地の物件を買い集め、…
「実況パワフルプロ野球!」。起動音と共に流れる安部憲幸アナウンサー(初期)の元気な声。1994年、スーパーファミコンで産声を上げた『パワプロ』は、それまでの野球ゲームの常識を覆した。 デフォルメされた2頭身のキャラクターでありながら、実際のプロ…
「インブリード」「ニックス」「面白配合」。競馬新聞の専門用語ではなく、これらの言葉をテレビゲームで覚えたという人は数知れない。 1991年、アスキーから発売された『ダービースタリオン』シリーズ。通称「ダビスタ」。それまでの競馬ゲームが「馬券を買…
「敵将、討ち取ったり!」――。この決め台詞と共に、画面を埋め尽くす敵兵をなぎ倒す快感。それは、アクションゲームの歴史を変える発明だった。 2000年、PlayStation 2のローンチ時期にひっそりと発売された『真・三國無双』は、「戦場を自由に駆け巡り、一…
「市長となって、自分だけの街を作る」。ただそれだけのことが、なぜこれほどまでに面白いのか。 1989年、ウィル・ライトという天才によって生み出された『シムシティ』は、「明確な終わりのないゲーム(ソフトウェア・トイ)」という新しい概念を世界に提示…
「Aボタンで爆弾を置く」。たったそれだけの操作が、なぜこれほどまでに熱いのか。 1983年にパソコン用ソフトとして生まれ、1985年のファミコン版でその名を不動のものにした『ボンバーマン』。格子状のステージで爆弾を爆発させ、ブロックを壊し、敵を倒す…
「エンディングまで、泣くんじゃない。」 このキャッチコピーを覚えているだろうか? 1989年、剣と魔法のファンタジーRPGが全盛だった時代に、バットとフライパンを武器に、現代のアメリカを思わせる世界を冒険する一風変わったRPGが登場した。コピーライタ…
「ポケットモンスター、縮めてポケモン」。この言葉を知らない人間は、もはや地球上に存在しないかもしれない。 1996年、ゲームボーイというハードの末期にひっそりと産声を上げた『ポケットモンスター 赤・緑』。昆虫採集をモチーフにした「収集」、通信ケ…
「スライムとドラゴンを配合したら、何が生まれる?」――その好奇心が、少年たちを無限の冒険へと駆り立てた。 1998年、空前の『ポケモン』ブームが巻き起こる中、国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズから派生したのが『ドラゴンクエストモンスターズ』だ…
「手持ちのCDが、モンスターに変わる」。その衝撃は、当時の音楽&ゲーム好きの少年たちを熱狂させた。 1997年、テクモ(現・コーエーテクモゲームス)から発売された『モンスターファーム』。PlayStationのディスク読み込み機能を活用し、音楽CDを読み込ま…
赤い帽子に青いオーバーオール、そして立派な口髭。その姿を知らない者は、地球上にほとんどいないだろう。 1985年、ファミリーコンピュータで発売された『スーパーマリオブラザーズ』は、世界中で社会現象を巻き起こし、ビデオゲームというカルチャーを一般…
「ガノンを倒して姫を救う」。言葉にすれば単純なその目的のために、私たちは何度ハイラルへ旅立っただろうか。 1986年、宮本茂氏の「子供の頃、近所の野山を冒険した体験」を原点として生まれた『ゼルダの伝説』。謎解きとアクションが融合したこのシリーズ…
「倒した敵の武器を自分のものにする」。今でこそ当たり前のこのシステムを、1987年に確立した伝説のアクションゲームがある。 カプコンの『ロックマン』。青いボディに身を包んだ「スーパーロボット」が、悪の天才科学者Dr.ワイリーの野望を阻止するために…
「ゴエモン インパーークト!」――。江戸時代の義賊が、なぜか巨大ロボットに乗って宇宙人と戦う。そんな破天荒な設定と、確かなアクション性で一時代を築いたゲームがある。 1986年、コナミから発売された『がんばれゴエモン』シリーズ。当初は純粋な和風ア…
1992年、ゲームボーイという白黒の画面で産声を上げた『星のカービィ』。開発したのは、当時経営難に喘いでいたHAL研究所と、当時22歳の若き天才クリエイター・桜井政博だ。「初心者でもクリアできるアクションゲーム」というコンセプトは、高難易度化が進ん…
「引っこ抜かれて、あなただけについて行く」――。2001年、哀愁漂うCMソングと共に現れた不思議な生き物「ピクミン」。 マリオやゼルダの生みの親である宮本茂氏が、「AIアクション」という新たなジャンルとして提唱した本作は、原生生物がひしめく未開の惑星…
そのゴリラは、かつてマリオの最初のライバルだった。 1981年、任天堂が社運を賭けて送り出したアーケードゲーム『ドンキーコング』。樽を投げる巨大なゴリラと、それを飛び越える赤い帽子の男(後のマリオ)。この一作がなければ、今の任天堂帝国は存在しな…